イベントサイトに向くレスポンシブウェブデザイン


マウリッツハイス美術館展

PC版とタブレット以下のサイズをメディアクエリーで分けている、典型的なレスポンシブウェブデザインのサイト。
このような、ページ数が少ないページか、テンプレート化できるサイトにはレスポンシブウェブデザインが向いている。
逆に、ページごとに大きくレイアウトが変わるようなサイトには向かない。

レスポンシブウェブデザインはコストがかかる
アクセスする端末に最適化させるレスポンシブウェブデザインの制作を謳うホームページ作成業者はごくごく少数・・・というかほぼない。
理由はいくつかあるが、ひとつには、大前提としてHTML+CSS3だけでレイアウトができるデザイナー(専門的にはコーダー)が少数だからというスキルの問題がある。tableタグを一切使わずに思い通りのレイアウトを実現するというのは案外難しいのです。

ほかにも、複数端末向けに複数のデザイン/レイアウトを、PC版と同じコンテンツを使って表現することが困難だとか、そもそも複数のデザインを作るコストを予算に計上できるのとか営業担当がよくわかってないとかいろいろあるんですが、そこはまた今度。

ともあれ、だから、多くのレスポンシブウェブデザインを導入しているサイトは「PC | タブレット以下」の2パターンだけを持たせているわけですね。iPhone/Android/iPadはだいたい同じレイアウトでボタンのサイズを可変にさせて対応しているサイトが多いです。PCとそれ以外っていうくくりですね。