お仕事にゲーミングマウスのススメ

2017年1月29日

PCを使う上で避けて通れないマウスとキーボード。
みなさんどんなものを使っているでしょうか？

弘法筆を選ばず、なんていいますが、弘法大師でもなんでもない凡百の我々は、その道具選びも業務効率の向上のためならある程度しないとなりません。まして、画像処理を日々しているような業種では。

Webデザイナーなんていうインチキ商売やってると、どうしても画像を切り抜いて合成するようなことが発生します。曇った日に撮影した建物と晴れた空を合成するとか。

そういう作業をする際には、マウスの質というものがけっこう重要で、ポインタの精度だったり速度だったりがよくないものを使ったり、耐久性の低い安物を使っていると、チャタリング（1回のクリックなのにスイッチの誤動作で複数クリックしたようになる現象、切り抜きの最中に発生すると発狂ポイント+2）が出たりして精神的にもよろしくありません。また、細かなところを切り抜くときと大きく直線的に切り抜くときでポインタの速度が変えられたらいいのに、なんていうことを感じたことがないでしょうか？
さらに、軽すぎてもミスが増えるし、重いと疲れます。また、持ち方に合わない形状もいけません。
あとはまぁ値段でしょうか。いくら使いやすくてもマウスに万は出せませんよね。

なので、マウスに必要とされる要素を抜き出してみると・・・

１．ポインタの精度が高い
２．速度を即座に変えられる
３．重すぎない重量感
４．使い慣れた形状
５．それなりにリーズナブル

けっこう増えてきました(笑)。
にしてもこんな要求を満たせるものがあるかというと・・・あるんです。
特に、１と２は、そこをターゲットとした製品ジャンルさえあります。

それが、「ゲーミングマウス」です。
いやいや仕事で使うのにゲーミングて。それにゲーミングマウスってあれでしょ、変なLEDでピカピカしたり未来チックな恥ずかしい見た目なんでしょ？　そんなもん仕事で使うとか遊んでると思われるじゃんと思う人もいるでしょう。

まぁ、だいたいあってます。こんなのとか(笑)

が、そうでもないものももちろんあります。
エントリーグレードのものはそういう華美な装飾要素はほとんどなく、それでいて基本的なところはしっかり押さえているものが多いです。

今回おすすめするのは、アメリカ・シカゴに本社を構える「Steelseries」のRIVAL 100という製品。
ゲーミングマウスとしては非常にお求めやすく、Amazonでは4,000円を切る価格で販売されています。

形状としては、かつて一世を風靡した名作マウス、MicrosoftのIntellimouse Opticalとほぼ同じ。

重さはIntellimouse Opticalよりはほんのすこし重いですが、あれはちょっと軽すぎるきらいがあるので、しっとりとした重さとでもいいましょうか、まさに「ちょうどいい」重さです。

機能としては、６つのカスタマイズ可能なボタン（左右ボタン、ボディ左側の2つのボタン、ホイール、ホイール手前のボタン）があり、キーバインドを登録することも可能。
そして、トラッキング速度を変えることで、１ボタンでポインタの速度を変えられます。そう、ざっくり切り抜くときと細かく切り抜くときの精度を瞬時に変えられるんですね。この機能、地味に使えます。

ゲーミング用途という、ハードに使われることを前提に設計されているので、ボディの剛性も高く、安物マウスにありがちな、左右に振るときしむような感じはなし。しっかりと手になじみ、こちらの意思にしっかりついてきます。

パッケージでは赤く光っているロゴですが、これは付属のソフトで色を変えられますので、白とかにしておけば目立ちません。黒には・・・できたかなぁ。

なお、SteelSeriesはマウスマット「QcKシリーズ」も作っており、これを合わせて使うと、異次元のなめらかさが得られます。昨今の光学センサーやレーザーセンサーは机の材質をあまり選ばなくなっていますが、意のままにすっと滑らかに動いてぱっと止まる、この感覚は机に直に置いていたりでは感じられない気持ちよさです。
なお、これはQcKシリーズの中でも小型の「mini」で、お値段は1,000円ほど。マウスと合わせても5,000円ほどで、メーカー製PC付属のマウスとは別物の使いやすさが手に入ります。