V-チャレンジリーグから2チームが離脱

不況の折、企業のクラブ活動(社会貢献活動)という位置づけのバレーボールチームも厳しいようで、2チームがV-チャレンジリーグから離脱することになってしまいました。

ひとつは、親会社がパナソニックに看板掛け替え真っ最中の三洋電機レッドソア。
こっちはまぁありうるかなと。パナソニックレッドソアっていうのも、パナに赤色のイメージなかったし。ただ、パナソニックパンサーズという男子プレミアリーグの人気チームがあるからもしかしたらとも思ってた。でもだめだった(´・ω・`)

もうひとつは、健祥会レッドハーツ。こちらは四国の社会福祉法人のチーム。
なぜか病院とか福祉関係はバレーボール好きな気がします。
ママさんバレーに代表されるように、日本では敷居が低いスポーツの代表なのかな。
去年も四国Eighty-Eight Queenというチームが資金難で活動休止、のちに仙台に移転して「仙台ベルフィーユ」と改名して活動再開ということもあったし、四国はバレーボール不毛の地なんでしょうか。

レッドハーツ戦の写真ないかと思ったけどなかった。レッドソアはけっこうありました。
リベロの横江選手とセッターの松野選手がお気に入りでした。


三洋電機レッドソア 横江千秋選手

三洋電機レッドソア 松野有香選手

みなさん優秀な選手なので、次のチームが見つかることを祈っております。

横江千秋選手はV-プレミアリーグのJTマーヴェラスへの移籍が決まりました。
また、同じ三洋電機レッドソアの選手が岡山シーガルスへの加入が発表されています。

Vリーグは、Jリーグのようなプロスポーツではないため、景気と親会社の事情によってこういうことが起きちゃうのがこわいですね。プロ化しようという動きは以前あり、結果的にできなかったのはそういう意味では残念ですが、その頃はバブル崩壊という最悪のタイミングだったので、致し方ないこととは思います。あと数年早ければ間に合ったのかもしれませんが、もし間に合っていたらリーグ出発直後に大失速という最悪の展開もありえたかもしれません(Jリーグもそうなる可能性はありました)。
バレーボールって体育館のキャパがサッカーなどと比べてかなり小さいので、入場料収入があまり望めないという根本的な問題があり、ハコが小さいということは広告スペースも小さいということになり、結果としてなでしこリーグみたいな感じになっていたんじゃないかなという気はします。

なお、例外として、岡山シーガルスは特定の親会社を持たない、複数の企業にスポンサードされたクラブチームという運営がされています。