これからのバレーボール試合情報

男子は残念ながらロンドンオリンピック出場権獲得ならず。
中国vsオーストラリアの試合結果で、望みが絶たれたことはわかってはいましたが、仮に中国がめっちゃがんばってオーストラリアを下していても、肝心の日本がイランにストレートで負けてちゃ世話ない。

というわけで、8年続いた植田ジャパンは、現在開催されているFIVBワールドリーグの終了を以て(おそらく)終了ということになります。

そうなると、女子日本代表に期待がかかるわけですが、ロンドンまで応援にいくのはさすがにちとつらい。 なので、今後の国内での試合についてです。

FIVBワールドグランプリ 小牧大会/大阪大会

中部地方・関西地方にお住まいの方は、 毎年行われている国際大会の「FIVBワールドグランプリ」が今週末(6/15~6/17)に愛知県のパークアリーナ小牧(地図)で、その次の週(6/22~6/24)に大阪府の大阪市中央体育館(地図)で開催されます。

ロンドンオリンピック前、最後の国際試合ということで、熱のこもった調整(え?)が行われると思います。調整というと聞こえが悪いですが、控えメンバーを実戦で使ったり、戦術の確認がされたりします。まぁ国際大会とはいえオリンピック前、しかもワールドカップや世界選手権ほどの重みがあるわけではないのでしかたありません。世界最終予選で出番の少なかったメンバーの出場機会は増えると思うので、是非見に行ってみてください。

これは日本代表の試合ですが、Vリーグのほうも7月6日(金)~7月8日(日)にサマーリーグという大会が開かれます。チケットは1,000円とお手頃で、プログラムが無償配布されるおまけつき。さらに、小学生以下は無料です。試合数も多いので、いろいろな選手を見ることができます。大会は東西に分かれて1次リーグを行い、それぞれの上位3チームが決勝リーグを戦います。

V・サマーリーグ(1次リーグ)東部大会

東京都大田区の大田区総合体育館(地図)で行われます。
V-プレミアリーグとV-チャレンジリーグのチームで行われるリーグ戦で、普段出番の少ない若手やルーキーが多く出場するリーグ戦です。
出場チームは、V-プレミアリーグからデンソーエアリービーズ・トヨタ車体クインシーズ・パイオニアレッドウィングス・NECレッドロケッツの4チーム、V-チャレンジリーグからは日立リヴァーレ・上尾メディックス・柏エンゼルクロス・GSSサンビームズの4チーム、計8チームで行われます。

V・サマーリーグ(1次リーグ)西部大会

愛媛県西条市にある西条市総合体育館(地図)で行われます。
出場チームは久光製薬スプリングス、岡山シーガルズ、JTマーヴェラス、KUROBEアクアフェアリーズ、大野石油広島オイラーズ、PFUブルーキャッツ、フォレストリーヴズ熊本、JAぎふとなっています。こちらは頭から3チームがV-プレミアリーグ、うしろ5チームがV-チャレンジリーグです。主力選手を日本代表に出し、アジアカップにも出場するなど疲れがたまっているであろう東レアローズは今年のサマーリーグには出場しません。

V-サマーリーグの開催要項はこちら

全国ネットでテレビ放送されるバレーボールの試合はたいがい代々木第一体育館か東京体育館なので、大都市でしかやらないものと思われているフシがありますが、各チームの本拠地は日本中にちらばっています。むしろ東京を本拠地にしているチームはV-プレミアリーグには男子のFC東京のみです。

V-プレミアリーグ(女子)各チームの本拠地
東レアローズ(滋賀県大津市)
JTマーヴェラス(大阪府大阪市/兵庫県西宮市)
久光製薬スプリングス(佐賀県鳥栖市)
デンソーエアリービーズ(愛知県西尾市)
パイオニアレッドウィングス(山形県天童市)
トヨタ車体クインシーズ(愛知県刈谷市)
岡山シーガルズ(岡山県岡山市)
NECレッドロケッツ(神奈川県川崎市)

V-プレミアリーグ(男子)各チームの本拠地
パナソニックパンサーズ(大阪府枚方市)
サントリーサンバーズ(大阪府箕面市)
JTサンダーズ(広島県広島市)
東レアローズ(静岡県三島市)
FC東京(東京都江東区)
大分三好ヴァイセアドラー(大分県大分市)
堺ブレイザーズ(大阪府堺市)
豊田合成トレフェルサ(愛知県稲沢市)

男女でチームを持っている東レとJTとですが、男女で本拠地がぜんぜん違います。
これは、企業としての本拠地ではなく、各事業所単位でのチームという形になっているからです。たとえば、JTの場合、男子はもともと日本専売公社広島地方専売局のバレーボールチーム、女子は日本専売公社茨木工場創業時に同好会として発足したという経緯があるからです。なお、V-プレミアリーグ男子のFC東京と、サッカーで有名なFC東京は、同じ東京ガスを母体に持ち、互いに連携しています。さらに、V-チャレンジリーグには東京ヴェルディもあり、なにかの機会に対戦すると、サッカー同様「東京ダービー」として盛り上がるんだそうな。FC東京の応援はバレーボールというよりサッカー的な感じでちょっとおもしろいです。

そんな感じで、国内バレーボール情報でした。