V-プレミアリーグ 2013-14 全プログラム終了

V-プレミアリーグ男女とも、2013-14シーズンが終了しました。
男子の優勝は、2年ぶりにパナソニック・パンサーズとなりました。
準優勝はJTサンダーズ。昨年の低迷がウソのような躍進ぶりでしたが、フルセットの末、力尽きました。

パナソニック・パンサーズといえば、南部監督は5月の黒鷲旗まではパナソニック・パンサーズの指揮を執り、そこからは日本代表監督に専念することになっています。

ここに一抹の不安があります。
南部監督は国内トップリーグで監督に就任してからはほとんど優勝または準優勝と輝かしい成績を修めていますが、そのパナソニックの主力たる清水・福澤・枩田・永野といった選手を擁した日本代表がどうだったかは知っての通り。オリンピックにも行けず、世界選手権の切符は逃し、グラチャンでは全敗を喫しました。
日本トップリーグのトップチームの不動のレギュラーがそろっていながら諸外国にまったく太刀打ちできない、という現実をどう捉えて今後に生かしていくつもりなんでしょうか。

どのようなビジョンを持っているのかは語られていませんが、選抜されてくるメンバーが大差なければ、やることはおそらくゲーリー・サトウ前監督以前と大差ないでしょう。

体格に劣る日本バレーボール界は、常に新しい技術や戦術を編み出しては世界に驚きを与えてきました。一人時間差も、クイック(速攻)も、体格とパワーに勝る諸外国に対抗するために日本が編み出した戦術です。

正攻法で真っ向から立ち向かったらどうなるかはわかりきっているので、いったいどのようにして世界の「曲者」になるのか、気になるところです。

まずはセッターだよなー・・・。