バレーボールを撮りに行こう!


木村沙織@V-プレミアリーグ 11-12 東京大会
Canon EOS 1D MarkIII / EF 70-200mm F2.8L IS II USM / F2.8 ISO2000 1/400 180mm

毎年、冬になるとバレーボールのV-プレミアリーグを見に行っていて、ファイナルを含めると1シーズンあたり8戦くらいは見に行っている。以前はテレビで世界選手権とかグランドチャンピオンズカップ(グラチャンというやつだ)、ワールドカップといった、いわゆる日本代表戦を見るくらいだったのだけれど、たまたま近くでやっていたので(所沢かなんかだったと思う)行ってみたらハマったわけです。

選手との距離の近さが魅力
バレーボールというのは体育館でやるスポーツで、もちろん東京体育館とか代々木第一体育館みたいなおっきなハコでもやるんだけれど、そのへんはキャパが大きすぎるのと、地域密着がテーマになっているので、だいたいはそれぞれのチームの本拠地か、市民体育館みたいなところでやってます。ちいさめの自治体の体育館だと設備、特に音響が弱いのか、マイクでのアナウンスがとぎれとぎれになったり、入場曲がぶつぎれになったりといったこともあるのだけれど、そのかわり選手との距離が近いのが魅力。サッカーや野球だと選手までが超遠い。

アマチュアカメラマン大集合
そして、バレーボールの試合会場というのは写真を撮る人がすごく多い。
撮影許可を取った、ビブスを付けたプロカメラマンはちゃんと専用のエリアにいるんだけど、客席にもそのプロとほぼ同じ機材を構える素人がけっこういたりします。

フィギュアスケートなんかだと肖像権なんかの権利がらみで撮影がそもそも厳重に禁止だったりするし、サッカーはたぶんあんまり撮影に向かない。フィールドが広い上にどこで撮りごたえのあるシーンが生まれるかわからず、さらに席によってはそもそもとんでもないズームレンズじゃないとミニチュアのジオラマみたいな写真になっちゃう。そういう意味では、野球のほうがバッターボックスとマウンドいうすごく狭くてわかりやすい場所が主戦場なのでまだ撮りやすい。内野席じゃないときついけれど。

その点、バレーボールはハコも小さめだし、フィールドは小さめだし、レシーブ→トス→スパイクという流れが決まってるし、テニスやバドミントンほどめまぐるしくもない。つまり、そこそこのデジタル一眼レフカメラでもそこそこの写真が撮れる。かつ、競技そのものの裾野が広いからか、被写体映えする選手も少なくない。ひらたくいえば、美人が多い。

最近は安くて高性能なデジタル一眼レフが出てきているので、ペットや子供だけじゃなく、スポーツ写真に挑戦してみるときっと面白いと思う。
この「バレーボールを撮りに行こう」では、用意するものや撮影時の注意、各種設定なんかを連載していこうと思います。

(予定)
チケットの入手方法
・持って行くと幸せになれる機材
・ホワイトバランスとセッティング
・撮影にあたってしていいことといけないこと
・その他