ワールドグランプリさいたま大会 寸評

夏のバレーボールシーズンは、まずはワールドグランプリが進行中です。
日本での開催は、先週のさいたま大会だけで、いまはアメリカで決勝ラウンドが進行中です。
日本はかろうじて決勝ラウンドに進みましたが、ハンパないメンツの中に放り込まれてさてどうなりますやら。

そのさいたま大会、会場は、さいたま市桜区にあるさいたま市記念総合体育館でした。
会場のキャパは当然東京体育館などとは比べるべくもありませんが、無料の駐車場など、都内でないメリットもあるにはありました。が、交通インフラという意味では大きな問題が残りました。
数千人の人間が移動するわけですが、この体育館、鉄道の駅から基本的に遠いんですね。
もし歩くとすると、JR京浜東北線 浦和駅までは軽く1時間オーバー、埼京線中浦和駅で40分、武蔵野線西浦和駅も同じくらいかかるでしょうか。山手線原宿駅まで5分の代々木第一体育館や総武線千駄ヶ谷駅から2分の東京体育館とはえらい差が。

となれば、当然バスなど他の公共交通機関に頼らざるを得ませんが、なんと、ですね。

9時過ぎに終バス(笑)

幸いというか、第4セットで終わったからまだよかったものの、大熱戦の第5セットまでもつれ込んでいたら、相当の人数が乗り損なっていたかも知れません。食事をする場所もなければコンビニもちょっとひっこんだ分かりにくいところにあり、街灯もすくないという、なんというか、まぁ田舎町みたいなところです。
ここは、2014年4月のV-チャレンジマッチでも使われたんですが、あの大会はそこまで遅い時間になることがないため問題にはなりませんでした。
辺鄙なところでの開催はわかっていたはずなので、シャトルバスなりを出せばよかったんですが・・・埼玉県バレーボール協会は反省お願いしますね。とはいえ、あの人数をシャトルバスで捌くのも台数的に厳しいので、バス会社と協力して特別便を出して貰うとかすればよかったんじゃないですかね。

まぁ、わたしは自転車で来れる距離だったんで、終バスとか真っ暗とかそこらへんは同行者に聞いたんですがね(´д`)

さて、大会について。

毎年テレビで大々的に放送されるワールドグランプリですが、すごそうな名前に反して、大会そのものの位置付けとしては、はっきり言ってしまえば興行です。特に、今年は8月にワールドカップという権威ある大会が控えているため、日本としては、国際大会で若手を試すテストベッドと割り切っているフシがあります。でなければ、いくら将来を嘱望されているとはいえ、いきなり高校2年生の宮部をスタメンで使ったりはしませんて。

国際大会で、ワールドクラスの相手と当たって、各自の課題を明らかにすることにウエイトが置かれているわけです。
まずは、崩れ放題だったサーブレシーブの見直しでしょう。
真鍋監督の掲げる多面的かつ多彩な攻撃は、きっちりとサーブレシーブがセッターAパス(その場で動かずにトスが上げられる、精度の高いレシーブ)で返ってこそ可能なこと。
Bパス(数歩動く程度で上げられるトス)ならまだしも、セッター以外がトスを上げる2段攻撃では、多彩もへったくれもありませんからね。

ワールドカップはもうあと1ヶ月しかありません。
単調な戦い方を強いられ、シンプルに高さに訴えられたら勝てないことが露呈しつつある今、早急にチームをまとめあげなければ、相当厳しい戦いになるでしょう。