V-プレミアリーグ2016-17 開幕戦観戦レポ

_mg_5660はてさて、今年もV-プレミアリーグの季節がやってまいりました。
今年はバレーボール国内リーグ創設50周年という記念の年であり、結構な予算をかけて趣向を凝らした各種イベントやら取り組みやらが始まっております。

先だって公表された、バレーボールの実質的なプロ化となる「スーパーリーグ(仮称)」の創設に向け、現行のVリーグの枠組みで行われるのは今シーズンを含め2シーズンとなります。このスーパーリーグについてはまた触れることもあるかもしれませんが、とりあえず置いときます。

バレーボールは完全インドアなスポーツで、体育館を使う競技です。同様のスポーツにはバドミントンや卓球といったスポーツがあり、こちらは先のオリンピックでの活躍もあり、盛り上がりそうです。また、バスケもBリーグとしてまとまったりで、体育館スポーツも取り合いが激しくなっているようです。だいたいどれも秋から春がシーズンだし。

ただ、体育館スポーツは人気が出たら出たで収容数が限られるという問題があり、それはそのまま収益性に直結します。国体を持ち回りで開催することで関連予算が付くので、設備の整備やら新設やらへの取り組みは維持できているとは言え、そうむやみに大きなハコも作れないわけで。まぁそのへんは、悲しいかなめったに満員にならない現状では考える問題じゃないです。

閑話休題、先日東京体育館で開催された開幕戦を観戦してきました。
1日目はなんと1試合のみで、2日目に3試合という変則的な構成となっています。
試合を1試合減らしてなにをしたかというと、全チーム参加の開会式と、選手入場や表彰式で流れるテーマ曲と今シーズンのテーマ曲の生演奏ライブ、そしてトークショウ。Bリーグに触発されたのかな、よりエンターテインメイント寄りの演出が見られました。まぁまだバタくさいですが、いきなりはね。

その1試合は、2015-16シーズンの決勝戦と同じ、久光製薬スプリングスvs日立リヴァーレ。
監督が開幕直前に日本代表監督に引っ張られた以外、ほぼ戦力の低下がない久光と、佐々木美麗ら数人の離脱があった日立の対戦です。
久光は、直前まで世界クラブ選手権に出場しており、世界トップクラスのチームを相手にガチバトルをしていたとあって、仕上がりは上々。むしろ、疲労が心配される感じですが、オリンピックに出ていた長岡と石井もフル出場しており、結果も3-0のストレート勝ち。急に任命された酒井新監督としてもまずはほっと一息といったところでしょう。

一方の日立リヴァーレのほうも悪くはなかったと思うんですが、直前まで練習試合にしてはハイレベルすぎるクラブ選手権を戦っていたチームとは練度の差があったかなという感じです。ただ、サイドアタッカーの枚数が足りないかな・・・。

 

2日目は、1日目に1試合しかできなかったあおりでわりと早めの時間からの3試合と、見る側にもなかなかハードな日となりました。

1試合目は、今季で木村沙織が引退する東レアローズと、長年の悲願叶いプレミアリーグに昇格したPFUブルーキャッツ。

結果から言うと、PFUが3-1で勝利しました。神がかり的なフロアディフェンスで繋ぎのバレーを徹底して東レアローズの猛攻を凌ぎ、江畑とドリスのスパイクで点を取る展開。

木村沙織と迫田さおりの強烈なスパイクをしつこくブロックに当て続け、気持ち良く打たせないようにする、執念深く組織的な守りが印象的でした。

ただ、これが毎回できるとは思えないので、もう少し見てみたいと思います。

第2試合は、トヨタ車体とJT。こちらも昇格組のJTと、不動の正セッターだった藤田夏未が抜けたトヨタ車体の対戦です。昨年度、藤田が外国人スパイカーを超絶酷使することで勝ちを拾ってきた車体は、その藤田が抜けたことで、まっとうな攻撃の組み立てをするようになっていましたが、得点力もそこに依存していたため得点数が落ち、JTの勢いを止められずあっという間に負けてしまいました。まぁ、正セッターが抜けた後というのはどこのチームも苦しむものですから、しばらくは仕方ないかなと思います。ただ、あんまり引きずるとチャレマが待ってるからね?

で、第3試合は岡山vsNEC。
隔年番長のNECと、安定と信頼の岡山。
隔年であるなら今年はNEC爆発の年だったんですが、古賀と柳田を徹底的にマークした岡山が、このふたりをほぼ無力化することに成功して、繋ぎと粘りのバレーでストレート勝ちを収めました。

柳田は41打数8得点4失点、つまり+4しか取れず、古賀に至っては39打数8得点5失点と、+3となってしまいました。他もスパイクにミスが目立ち、3セットでスパイクミスが合計14、サーブミスが9と、ミスだけで23点。1セット近くを相手にみすみすくれてしまっていてはどうにもなりません。
そんななかひとり気を吐いていたのが近江で、31打数11得点1失点と、NEC伝統のちびっこユーティリティスパイカーとして、攻撃に守備に獅子奮迅の活躍でした。
ただまぁ、ひとりだけじゃどうにも・・・。

そんな開幕戦でした。