天皇杯・皇后杯バレーボール選手権大会終了!

**久光の赤白ユニについての記述を修正しました。**

いまだに尻が痛いですよ、こんにちは。

さて、今年の天皇杯・皇后杯バレーは、セミファイナルラウンドを東京体育館で開催し、ファイナルラウンドを大田区総合体育館で開催となりました。
めいっぱい入れれば10,000人入る東京体育館でセミファイナル、で、大田区総合体育館はMAX4,000ほど。
ハコの大きさでいえば、ぜんぜん小さい大田区総合体育館なのですが、ぶっちゃけていえば、大田区総合体育館でも満員にはならないのでこのくらいで十分なんですね。
悲しいかな、大会としての規模で言えば国内最大ではあるものの、人気、というか集客力ではV-プレミアリーグに及ばないのが実情です。
まして、チーム数が減っていくごとに「特定のチームの熱烈なファン」の数が減っていくわけで・・・ってそれはV-プレミアリーグも同じなんですが・・・。

ともあれ、決勝戦でも、2階席には空席がそこそこ見られました。
どころか、SS席が空いてた気さえします。
まぁ天皇杯・皇后杯のSS席は、指定した試合(男子or女子決勝)しかSS席では見られず、それ以外は確か専用のアリーナ自由席みたいなところで観る入れ替え方式である上、ぶっちゃけ見づらそうでさえありました。あれはちょっとかわいそうですよ。MAX4,000のハコのSSって近い以外あんまりメリットないかもしれない。
もともと小さいハコなので、コートに必要な面積で大分取られるからアリーナ席がわりと近いんですよね。このことはちょっとした発見でした。

ただ、大田区総合体育館はとにかくトイレの数が少なすぎです。
平面図で見る限り女子トイレは2箇所あるようですが、試合の合間に女子トイレは長蛇の列ができていました。
ギリギリまでガマンしてから行くといろいろ危険ですのでご注意ください。
なお、男子トイレはほぼ列なし、待ち時間も1分あるかないかくらいでした。

結果についてはニュースサイトなどでも流れているように、女子は久光製薬スプリングス、男子は豊田合成トレフェルサが優勝しました。
今年春のプレミアリーグファイナルでNECに破れたとはいえ、安定度ではトップの久光製薬スプリングスの優勝は想定内でしたが、数年前までは常にチャレンジマッチラインを彷徨っていた感のあった豊田合成については、なんだか急に強くなったな、という感じがしました。図抜けたスーパーエースがいるでもなく、今季の日本代表に選出されている選手もいない(過去の日本代表に選出された選手はいる)、どちらかというと地味なチームではあるのですが、安定したレセプションと確度の高いジャンプサーブ、高いモチベーションと粘り強いフロアディフェンスは優勝に相応しいものでした。あと#12の高松選手、ハデでうるさいw ああいう選手がいると勢いが付くよね。シューズのカラーを左右で変えていたり、膝のサポーターだけ赤だったり、チームのムードメーカー感ばりばりでした。他方でプレーは器用で堅実かつガッツあふれるもので、女子でいうならNECレッドロケッツの近江あかり選手のような雰囲気でしょうかね。

NECは・・・どうもNECは隔年活躍型なんですよね、なんでなんだろう。
確かに新人王を獲得した柳田が右手のケガがそろそろ治りかけではあるものの、入れ替わるように近江がケガで離脱と、どうも波に乗りきれません。
ルーキーの古賀を全面に押し立ててはいるのですが、なんというか、たとえばブロック3枚がタイミング合わせて飛んでくるような厳しい局面でトス上げるのは、いくら次世代ヒロインと言われるような選手であろうとキツい。セッターの山口が悪いわけではないんですが、スタイルが異なり、ペースを変えられる存在だった秋山美幸の引退はやはりけっこう大きかったようです。

久光については、名セッターだった中田久美監督のもと、メインセッターの古藤、2年前はデンソーでメインセッターだった栄、そして2年目を迎えたU23日本代表セッターだった中大路と、ベテランと中堅、有望株が経験を積んでいます。もっとも、スパイカーとブロッカーはいまいち若手が育っていていないような感じもしていて、石井と新鍋、そして長岡を突き上げる存在がそろそろ欲しいところです。あと戸江ちゃんかわいい。
久光は、リベロのユニフォームが他女子チームと違って専用なんですよね。
※専用ではなく、一応「サードユニフォーム」として赤白でした。サードがあるのは女子では久光だけで、やっぱりメインとセカンドに違いがなさすぎるのが理由だと思います。

通常は、2種類あるユニフォームを使い分けてリベロを見分けるようになってるんですが、久光ってそのユニフォームカラーが「青ベースに黒」と、「黒ベースに紺」という、そもそも見分けにくいよ、という色分けだからなのか、何らかの理由でサードユニを使わざるを得ないケースを除いて、基本的にはリベロだけ白地に赤と、全く異なるカラーリングになっています。うん戸江ちゃんかわいい。

そんなわけで、2015年最後の大会はV-プレミアリーグでも勢いのある2チームが順当に優勝となりました。
年明け、今年は1レグ少ないV-プレミアリーグが再開し、5月にリオ五輪世界最終予選、そしてそこで勝ち抜ければオリンピックとなります。
2016年もよき年となりますように。