ロンドンへの茨の道(バレーボール世界最終予選-男子大会)

福澤達哉@天皇杯・皇后杯決勝'09
福澤達哉@天皇杯・皇后杯決勝’09
Canon EOS-1D MarkIII / EF70-200mm F4L IS USM / ISO2500 F4 1/320sec 176mm相当 

どうにかこうにかやっとこロンドン行きを決めたバレーボール女子日本代表ですが、今日から男子大会が始まりました。

上位3チーム+アジア最上位と、参加8チーム中半分がチケットを手にできた女子大会とは異なり、男子大会は、参加チーム数こそ8チームと同じながら、「今大会の優勝チーム、プラスアジア最上位」と、たった2チームしかロンドンにいけないわけです。これはきっつい。

日本も決して8カ国の中では弱いわけじゃないんですが、最上位というのはいかにも厳しい。
女子大会を見る限り、できて1敗。さっそく大本命のセルビア戦に負けてしまい、今大会のトップにはもう1敗もできません。

となると、狙うはアジア1位なわけですが、たったひとつしかないアジア枠を、日本含めた5カ国で取り合うというこれも激戦区。相手は、オーストラリア・中国・韓国・イランという、いずれ劣らぬ競合揃い。どの試合も見逃せませんよ嬢ちゃん奥さん!(びし

セルビア戦は、サーブが本当にぼろぼろで、敵の総得点75点中、実に20点が日本のサービスミス。
現代の男子バレーは強いサーブを打ってサーブレシーブを乱さないと、高さとパワーに勝る国には勝てないというセオリーがあるので、サーブで攻めていくというのはいいのですが、相手に打たれる以前に自分からポイントをくれてやってたら世話ありません。確実にコースだけ狙って入れていくサーブでも、必ずAパスBパスが返るとは限らないわけだし、返ったとしてもブロックできないと決まった話でもないので、もうちょっとサーブの確実度を高めてもいいと思うのですが・・・監督も言ってましたね、サーブ。

それ以外の攻撃面では概ねいい展開ができていたように見えました。
手術明けの清水に代わってスタメンで起用された山本も経験値の高いプレーでポイントを稼いでましたし、なんだろう、豪快だけど確実さと器用さに欠ける清水より山本の技のほうが個人的には好きです。あのドシャットも込みで清水の魅力ではあるんですが・・・ね。

ともあれ待ったなしの最終決戦が始まりました。
もしお時間のある人は日本戦以外も見に行ってあげてください。
ダイジェストで流れた第一・第二試合のスッカスカぶりがかわいそうでかわいそうで。
東京体育館は確か売店が2店あると思うので、 微妙な肉うどんとか食べたりしつつ観戦してみるといいと思います。(あ、食べながらの観戦はNGですよ!)