V-プレミアリーグ2017-18 女子大会終幕。久光製薬が堂々の完勝!

V-League最後のシーズン、V-プレミアリーグ2017-18の女子について、全日程を終了しました。
久光製薬スプリングスが盤石の強さを見せ、終わってみればファイナルは2戦2勝、2試合合計でセットカウント6-0というまさに完勝でした。
ファイナル6でJTマーヴェラスに破れて完全優勝は逃したものの、だから何?とでもいわんばかりのシーズンでした。

ファイナルが2試合制になって2シーズン目でしたが、付け入る隙がほとんどなく、石井・野本・アキンラデウォ・新鍋・岩坂による多彩な攻めで効果的に点をもぎ取っていく強さ。内定選手の井上をファイナルでピンポイントブロックとはいえ入れられる余裕(サーブミスでほんまになんもしないで下がったりしてちょっとかわいそうだったけど)ぶり。むしろ、え、JTってこんな手応えないチームだったっけ?どこが強くてここにいるの?と思ってしまうくらいでした。

来シーズンはこの久光一強体制がどう変わってくれるのか。
このままだと面白くないですからね。
可能性があるのはNECだと思ってますが、まだあそこも時間かかりそうで・・・。
東レはオープン偏重バレーやってるうちはダメです。トヨタ車体と上尾とJTは外国人スパイカーに大きく依存。
デンソーは突破力と高さが足りず、岡山は安定して中堅。PFUもまだまだ。

久光はレセプションへたっぴな選手(=おっきな穴)がいないのが大きいです。
図抜けたなにかがあるとも思わないんですが、全体的なレベルと練度が高いのが最大の強みと言えましょう。

来週はシーズン終了後のお祭り、オールスターが大田区総合体育館で開催されます。
昨年は木村沙織の引退セレモニーという大きな注目を集めるイベントがありましたが、いかんせん深谷ビッグタートルという辺鄙な場所だったこともあり集客はいまひとつでした。今年は場所はいいほうですが、目玉となるなにがあるわけでもないので、やっぱり集客は苦労してそうです。
企業動員がたぶんあんまりできないからなんでしょうけどね。
純粋なファンイベントとなると大田区総合体育館が限界なんだとしたら、プロ化できなかったのも頷けます。

このご時世、プロスポーツは極めて難しいでしょうね。
というようなことをアンケートに書いて渡したところ、新生VLEAGUEのクリアファイルをもらいました。
日立リヴァーレの選手とおぼしき、マスクをした女の子からもらったんですが、よくよく見たら司令塔・佐藤美弥選手でした。
しまった、もうちょい早くわかっていたら声かけていたのに。
日立はあんなもんじゃないはずだから来季は優勝争いの戦線に入ってきて欲しい的なことを言っていたのに。
不覚っ。

個人賞表彰も行われ、概ね予想通りの結果に。
最優秀新人賞も既定路線の黒後に。まー全試合に出てた新人なんてほとんどいなかったし、そんなもんでしょう。