Sandyおじさん、メインPCをRyzen5 3600Xでリニューアルする（1）パーツ構成編

2019年11月30日2019年12月8日

8年ぶりにメインマシンのコンポーネントを一新することにしました。
これまで使い続けてきたのは、名機の呼び声高いCore i7 2600K（SandyBridge）。
いわゆるひとつのSandyおじさんです。

4コア8スレッド、仕様上の最大周波数は3.8GHzながらオーバークロックにより4GHzオーバーで安定動作していたものです。
しかしながら、この世代のチップセット、P67 ExpressチップセットはUSB2.0、PCI Express2.0、SATAも3Gbps、M.2なし（当時まだ影も形もなかった）など、足回りがさすがに見劣りしてきたことから更新することにしました。
※追加チップでUSB3.0やSATA6Gbpsも一部サポート

Intelを超えた？AMD Ryzen5 3600X

CPUには、今飛ぶ鳥を落とす勢いのAMD Ryzenシリーズの中から6コアでミドルクラスのRyzen5 3600Xをチョイス。

前世代ながら価格が落ち着いてきて値ごろ感がすごい8コアのRyzen1700Xあたりも候補でしたが、シングルコア性能が進化した3600Xにしています。
Ryzenがシングルコア性能を伸ばしつつコア数を増やしてきたことで王者インテルが長らく据え置いてきたコア数のアップをエントリークラスのCore i3にまで適用してきており、やっぱり競争って大事なんだなと感じます。まぁこれまでがいかに殿様商売だったかってことでもあります。

『変態マザーボード』は過去の話。ASRockのX570 Phantom Gaming 4

足回りとなるマザーボードはX570チップセットを搭載したASRockのX570 Phantom Gaming 4。

ちょっと前はASRockと言えば「一般的な仕様とは違う、ちょっと変わった製品」を出していたことから「変態マザボ」なんて言われてましたが、昨今はごく常識的な製品しか出さないPCパーツメーカーその１になっています。
この製品も、USB3.2 Gen2のUSB-Cタイプこそないものの、TypeAのUSB3.2 Gen2（10Gbps）を2本持ち、SATA 6Gbpsが8本にM.2スロットも2つ持つ、拡張性に富むマザーボードです。

今どきのケースはそもそもSATA8本を埋められるほどHDDを格納できるキャパがないものが多いですが、私の使っているケース（COOLERMASTER HAF922）は3.5インチHDDが5本、5.25インチも5本とストレージサーバ並みに収められるのでこのくらい拡張できていいです。
M.2ソケットにヒートシンクがないのがマイナス点ですが、きちんとケース内のエアフローが取れていれば十分に冷えるのでさほど問題だとは思っていません。
とはいえゲーミングマザーボードを名乗るなら付けておいてほしかったところ。

なお、このふたつはセットで買うとお買い得になるので、それも貼っておきます。

メモリは8GB×2枚で16GB。
スロットは4本あるのでやろうと思えば16GB×4の64GBくらいはさほどお金をかけなくてもやれそうです。
Team Group製、Phantom Gaming認定つきのヒートシンク付きメモリにしました。
RGB LEDもついてぴかぴかしますが、COOLERMASTER HAF922は一部にアクリル窓があるものの半透明ケースとかじゃないのでそこまでうざくないです。

ほかはすべて流用でコスト抑制

それ以外のパーツはすべて流用し、USB3.0のカードはひとまず取り外しました。
ASUSのP8P67 Deluxeに付属してきた、5インチベイに装着するUSB3.0のインターフェースが流用できたのは地味に嬉しい。

Ryzen5 3600X＋X570チップセットはPCI Express4.0を備えているのですが、手持ちのビデオカードはGeforce GTX1060 6GBモデルとPCI Express3.0世代のもの。
なので4.0の最大性能を引き出せはしないのですが、超ウルトラハイエンド環境でもPCI Express4.0の帯域を使い切れないので問題にはならないです。

使用パーツまとめ

まとめると、以下のようになります。

ひとまず部品は揃ったので次回は組み上げていきまーす。