V-チャレンジマッチ2012

V-チャレンジマッチ、女子はプレミアリーグ勢が盤石の試合運びで余裕の残留。
序盤は壊滅的だったNECレッドロケッツも終盤は調子を上げてきていたし、車体も皇后杯準優勝しただけあって、地力はあるチーム。
なにより、プレミアリーグという高いレベルでずっと試合をしていたというアドバンテージは大きいです。
日立と上尾は、チャレンジリーグでは無双状態だったものの、それはあくまでチャレンジリーグというレベルでの話であって、プレミアリーグとはやはり実力にまだまだ大きな隔たりがありました。

上尾は、プレミアリーグに在籍していた選手が多い(パイオニア、NEC、それにいまは無き武富士)ものの、寄せ集め感は拭えず、チャレンジマッチのなかった去年を挟んで2度昇格に失敗していることで、選手のモチベーションがやや心配。
タイムアウト中に円陣にほとんど加わらず、明けに真っ先にウォームアップエリアに走っていく滝沢あたりは思うところがあるんじゃないかと思ってしまいます。
とはいえプレミアリーグに席があるかというとなさそうだし。

男子は、1日目に大分三好ヴァイセアドラーをセットカウント3-1で下したつくばユナイテッドSunGAIAが昇格を決めるかどうかという試合。勝てば文句なく昇格、負けても2セット取れれば昇格決定、1セット奪取だと、1試合目にギリギリの勝利だったつくばは分が悪い。
という状況で始まった試合は、先行した大分三好につくばが追いすがる展開ながら、大分が2セット連取。これであとがなくなったつくばは第3セット、常に3~4点のリードを保ったまま20点に到達。しかし、ここから大分が粘りを見せ、逆転で3セット目も奪取。
対戦成績1勝1敗ながら、セット率で大分が残留を決めました。

第二試合のJTvsジェイテクトは、第3セットに中心選手の徳元が足首を痛めて退場するも、ゴメスをはじめとする強力な攻撃陣が穴を埋めて連勝で残留決定。

勘違いしていたのですが、1日目と2日目で別の対戦相手というわけではなく、プレミア7位はチャレンジ2位と、プレミア8位はチャレンジ1位とだけ2戦するんですね。
NECは日立としかやらないし、車体は上尾としかやりません。いろんな対戦を見せることが目的じゃないですからね。
ある意味このほうが昇格しやすいはずではあるんですよね。チャレンジをトップ通過すると、プレミア最弱(成績的に)とやれるわけですから。
それに勝てないようじゃ、昇格したとしても、プレミアリーグで1シーズン後に待ってるのはやっぱり入れ替え戦、ということです。

そして、終わってみれば今年も入れ替えはなしという結果でした。
もともとサッカーのようなジャイアントキリングが起きにくいスポーツではあるけど、やっぱり厳しいですね。