GSSサンビームズがめっちゃ進化していた

今日、上尾市民体育館で開催された「V-チャレンジリーグ 2014-15 上尾大会」に行ってきました。
対戦カードは、

1.JTマーヴェラス(2位) vs JAぎふリオレーナ(6位)
2.大野石油オイラーズ(4位) vs GSSサンビームズ(7位)

の2戦。
ぶっちゃけ、チャレンジリーグというところは、プレミアリーグへの挑戦を本気で狙う上位2チームとそれ以外といった図式がずっと続いていて、JTというチームはその「本気で狙うチーム」なのですが、それ以外は、もちろん本気でバレーボールをしてはいますが、プレミアリーグというのはそこまで本気ではないように思います。予算規模が桁違いになるし。

というところで、第一試合は「V-チャレンジマッチを睨んだチーム作り」の真っ最中であるJTが、JAを一蹴。今年から加入したタイの大砲ことオヌマー・シッティラック選手が、一切の手心を加えない本気のジャンプサーブとスパイクでぎふのディフェンスを粉砕。ストレートであぶなげなく勝利を収めました。まぁ、ただでさえすでに1敗を喫しているJTとしては、これ以上の失態は許されませんからね。

さて、第二試合は、開始前はこれも3-0のストレートで大野石油がさくっと勝つものだと思っていました。ところがどうしてどうしてGSSが強くなっていて、まさかのフルセットの熱戦が繰り広げられました。

GSSファンの方には大変申し訳ないのですが、2年前くらいのGSSといえば、楽しそうにバレーボールをしている姿をほほえましく見守るという感じでした。レシーブ、トス、スパイク、サーブ、コンビネーションのすべてがV-チャレンジリーグという、まがりなりにもトップリーグの真下にあるリーグのチームとは思えないレベルでした。他のチームがあたりまえにできていることを一生懸命にやっているといった感じでさえあったわけです。

ところが、今日のGSSサンビームズは、その頃の面影はまったくといっていいほどなく、リーグ4位のチームと堂々と真っ向勝負で渡り合う、拾って繋いでスパイクで点を勝ち取るチームになっていました。正直びっくらこいたですよ、ええ。

中でも、守備面では、リベロの平岩沙紀選手が大活躍。「フロアにボールが落ちなければバレーボールは負けない」とばかりにスーパーレシーブを連発していました。彼女の守備から点になるケースも多く、脚に限界が来た第5セットに彼女がマッサージのため退いてからどかどかと点を取られてしまったのが印象的でした。ムードメーカーでもあり、常に笑顔を絶やさず、チームを盛り上げていました。
やっぱりこういう選手がひとりいると違いますね。
試合後に悔し涙を見せる選手もいて、なんかこう、意識が確実に変ってます。

毎シーズン、1勝が目標といった感じだったGSSが、今季は既に2勝。
勝ち点でも7を積み上げ、着実に強くなっていると感じました。
楽しむバレーから、勝つバレーへ。伸びしろはまだまだありそうです。

そして、みくびってごめんなさい、GSSサンビームズ。
短期間でこうも変るとは思ってなくて。