V-プレミアリーグ 2017-18 大田大会観戦記

レギュラーラウンドも残りわずか、ファイナル6も視野に入れた戦いを展開したいところですが、あいにく東レ(5位)とNEC(6位)にそんな余裕はありません。

ちょっと遅れて会場に到着し、メンバーを見て「え?」と。

セッター:奥山優奈
ミドルブロッカー:島村春世、大野果奈
ウィングスパイカー:古賀紗理那、山内美咲、荒谷栞
リベロ:岩崎沙也加

セッター奥山ぁ? あ、いや、見てみたいとは思ってたけど、今シーズンこれまでずっとベンチ外だったりリベロ登録だったりで、山口かなめと塚田しおりの続く第3セッターだったのに。・・・まさか思い出づくりとかじゃなきゃいいんですが。
ミドルの島村も、やはり今シーズンはスターティングで入る機会が減っていただけに、けっこう思い切った布陣です。

と・こ・ろ・が。
これがけっこういい感じで、ほぼベストメンバーの東レ相手に完勝。
優しい奥山さんは、ライトにトスを上げる時にバックトスじゃなくライトの方に向き直ってトスを上げたりしてましたが、それでも決めちゃう。
リードブロックの性質上、低くて速いトスでなければどのみちブロックがある程度ついてくるんだから、ならトスの質を重視しようという意図かもしれません。
打ちやすいトスなら、ライトの山内なら決めてくれるという信頼も込みで。

対する東レは、さんざん言われているミドルブロッカーへの打数の少なさこそそこまでひどくなかったですが、トスが低すぎます。
ミドルブロッカーがAクイックやBクイックを顔の高さで打つって普通じゃないと思うんだ。
結果、決定率も悪くて、大野果歩は25%、井上奈々朱は18.2%。
ふたりともこんなもんじゃなかろうに。

NECのブロックとフロアディフェンスが特によかったこともあると思いますが、東レのスパイク決定率のチーム平均が20.5%、一番良いケイディリンでも30.6%ってのは相当やばいです。長いラリーもほとんどNECが取ってたんじゃないでしょうか。
レセプションも安定してなかったし、粘られると決めきれず、焦ってミスを犯す悪い流れにハマってしまってたように思います。

まぁ、東レは明日はゲームないので、立て直しをしてファイナル6(行ければ)に巻き返してもらいたいと思います。
NECは明日の上尾戦に勝てばほぼファイナル6進出になるのかな? がんばってほしいですね。