ニコ生でV-プレミアリーグの試合を見られる!

井上琴絵@V-プレミアリーグ 2012-13 所沢大会
井上琴絵@V-プレミアリーグ 2012-13 所沢大会

今年のV-プレミアリーグは、オリンピックでメダルを取った余勢を駆って、観客動員数増をはかるべくいろいろな策を講じています。
Jリーグのようなプロリーグではないとはいえ、実業団スポーツの宿命として本業の業績によって実に簡単に解散してしまう危険性を常にはらんでいるため(NECは実に危うかった)、集客数の維持やリーグスポンサーの発掘は急務なわけです。
ちなみに、Jリーグが地域密着型を全面に押し出し、プロ野球型の経営を嫌った背景には、この実業団スポーツの危険性を孕むことを嫌ったということがあると言われています。チームを象徴するような大口スポンサーは依然として必要なものの、比較的規模の小さいスポンサーにたくさんついてもらうことで、1社の業績が悪くなってもチームそのものが解散してしまわないようにしたわけです。

閑話休題、Vリーグは今年、このような取り組みを行っています。

1)V-プレミアリーグアンバサダーの任命
モデル・タレントの若狭みなとさんを公式アンバサダーに任命。
アンバサダーの使命は、公式サイトによると、

仲間でボールを繋ぐバレーボールの魅力と、そのバレーボールのトップリーグであるVリーグの熱い戦いをより多くの方に知っていただき、また、会場に来られたファンの方と一体となってVリーグを盛り上げていく事がアンバサダーの使命です。

とのこと。なお、最近ちょくちょく耳にする《アンバサダー》とは、英語で「大使」のこと。
バレーボールの楽しさ、すばらしさを広めるバレーボール大使と思っておけば概ねOKです。

2)ニコニコ生放送での試合中継
BS/CS中心で地上波がほとんどなかった試合中継をニコ生で実施し、視聴層の拡大を図る試み。実況や解説はないものの、わからないことはコメントすればたいがい答えが返ってきます。
プレミアム会員(500円/月)だと高画質で視聴できます。動きが比較的激しいバレーボールですが、少なくともプレミアム会員であれば選手がきちんと判別できるレベルの画質はあります。
ニコ生 Vリーグチャンネル

3)キッズエスコートのBGM、テーマソングの刷新
サッカーなどでもおなじみのキッズエスコート(選手とキッズが手をつないで入場するアレ)の際に流れていた曲を、これまでのポップ路線からロック路線の《View To The Top》に変更、あわせてテーマソングを、V-プレミアリーグアンバサダーの若狭みなとさんが歌う《光れ ~Circle of smile~》にするというもの。ちなみに、《光れ ~Circle of smile~》はiTunes Storeで配信中です。初めて聞いたときTWO-MIXっぽいなと思ったのはヒミツ。

4)V-明日夢プロジェクトと称したバレーボール教室を開く
どういうこじつけか、明日夢と書いて「みらい」と読むんですが、要は、かつてVリーグでプレーした選手や現在も活躍している選手を、Vリーグ機構が講師として日本各地のバレーボール教室に派遣するというものです。バレーボールに限らず、スポーツは子供達への啓発・育成がうまくいかないと競技人口が伸びず、逸材を発掘することもできないため、選手育成・発掘の一環として、そして社会貢献のひとつとしてVリーグ機構が直々に取り組みを始めたようです。

ニコ生で見られるようになったのは視聴環境のハードルという意味では画期的で、GAORAやNHK BS1が中心だったテレビ観戦をネットでできるようになったというのはすごく大きい。
ルールなどよくわからなくてもコメントすればだいたい答えが返ってくるので、身近に詳しい友達がいなくても楽しめます。ただ、実況と解説はありません。ながしっぱ。コメントが実況兼解説みたいなものです。

コメントを読むともなしに眺めていると、なんとなく人気のある選手みたいなのがわかってくるので、それを汲んで、次回の観戦時に撮影する選手・プレーの参考にしたりしています。
もちろん、そればかりではなく、個人的に気に入った選手や迫力・気迫あふれるプレーなども掲載していきます。

古川学園高校出身セッターが活躍中

話はかわりますが、古川学園高校はいいセッターをたくさん輩出してます。
現在のV-プレミアリーグ8チーム中、3人のセッターが古川学園高校の出身。

1990年度生まれ・・・田代佳奈美(ニックネーム:ナミ、東レアローズ)/写真左
1991年度生まれ・・・藤田夏未(ニックネーム:ナツ、トヨタ車体クインシーズ)/写真中
1993年度生まれ・・・早坂梢依(ニックネーム:コズ、JTマーヴェラス)/写真右

田代佳奈美@V-プレミアリーグ 2012-13 神奈川大会藤田夏未@V-チャレンジマッチ2011/12 Day2早坂梢依(こずえ)@V-プレミアリーグ 2012-13 所沢大会

田代選手は、ここのところ腰痛で故障がちな中道瞳の代わりにスターティングセッターを務めることが多くなっており、藤田選手は強気なセットアップで外国人使いの荒い(笑)、押しも押されもせぬトヨタ車体の正セッターで、早坂梢依(こずえ)選手も、竹下選手という偉大な先輩を失ったJTマーヴェラスで着々と経験を積んでいます。
ただ、できれば後進をしっかり育ててから辞めて欲しかったかなぁ。
突然いなくなったものだから、「竹下さんがいるから」という理由もあったかもしれない後輩セッターが苦労しています。
竹下と橋本という先輩セッター二人が両方ともいなくなって、山口と早坂(大卒と高卒という差はあるけどどっちもルーキー)が困り果ててるじゃない(´д`)

JT公式サイトで早坂選手のインタビューが公開されました。
なぜにブランコ? やばい、かわいい(笑)