祝!NECレッドロケッツ優勝!
祝!NECレッドロケッツ優勝!
というわけで、セットカウント3-1で、NECレッドロケッツが久光製薬スプリングスを下し、10年ぶりのV-プレミアリーグ制覇を成し遂げました。わずか2シーズン前にはチャレンジマッチを戦っていたチームが女王・久光を向こうに回して優勝するとは。
レギュラーラウンドでは2勝1敗、ファイナル6でもストレート負けといいところなくやられっぱなしだったNECですが、持ち味である「敵の強みを徹底的に叩いて心を折る」というココロミがここ一番でうまく出ました。
まぁもちろんそれだけで勝てるような相手ではなく、スターティングメンバーが特に強い久光と、戦力がバランスよく散っているNECの差もあったように思います。セッターも山口と秋山がうまくキャラクターの違いを出していて、セッター交代の最も大きなポイントである「チームの性格を変える」が機能していました。誰が出ても支えられる選手層の厚さは、久光にはないものです。
また、アタッカー陣では、新人の柳田と内定選手の古賀というふたりが大車輪の活躍を見せ、昨シーズンのように近江を潰せばあとはチョロいということがなくなっていたように思います。柳田は、高橋→内田→近江と続く、NEC伝統の「小さいけど身体能力と技術でカバーする」タイプのスパイカーですが、古賀は、木村沙織の後継者たりえる素材に思えました。つい5日前までは高校生だったとは思えない落ち着きでコースを打ち分け、フェイントも巧みに使い、ブロックを利用する打ち方に加え、サーブレシーブも安定と、さすが現役高校生にしてフル代表に呼ばれるだけのことはあるなと。ライバルチームから研究されてくるであろうサマーリーグ、そして2年目のシーズンをどう迎えるか、今から楽しみです。
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