V-チャレンジリーグII@青山学院記念館に行ってきた

※たぶん後日写真を入れます

開催直前に会場が変更になったV-チャレンジリーグII 東京大会。
港区スポーツセンターから青山学院記念館になり、アクセスは渋谷駅から徒歩10分ほどとなりました。

組み合わせは、第1試合がプレステージ・インターナショナルアランマーレ(長い!)vs大阪スーペリアーズ、第2試合がホームゲーム扱いとなるGSS東京サンビームズvs柏エンゼルクロス。柏エンゼルクロスは昨シーズンのチャレンジマッチでトヨタ自動車に敗戦しチャレンジリーグIIに降格しており、一年で戻りたいところ・・・ですが、今年はチャレンジマッチが開催されないため、目標はチャレンジリーグIIの一位でしょうか。

さて第1試合。着実にチーム力を伸ばしているプレステージが、第1セットは流れを持ったままリードして幸先よく奪取。ブロックの意思がわりとはっきりしていて、強打がないときはブロック2枚とバラしてミドルブロッカー1枚だけにしてコースを絞り、下がった1人がフロアディフェンスに回るという戦術を徹底しているようでした。止めに行く時はガッチリ締めており、戸田(9)は4セットで3本、柳沢(17)はひとりで7本も止めるという大活躍(アタックでは9点)。169cmしかないのにこんだけ止めるというのは、タイミングがしっかり合っていた証拠でしょう。

試合そのものはセットカウント3-1でプレステージが勝利。決して弱くはない、ちゃんとバレーボールしてくれるチームですが、ときどき雑なことするので安定して勝てるまでに至っていない印象です。細かいところでの取りこぼしが減ればチームとして安定すると思うので、基本に忠実にがんばって欲しいチームです。

第2試合。目を疑いました。なんかスゲーでかいのがひとり、GSS側にいるんですよ。
確かにチャレンジリーグは全体的に身長が高い選手は少ないです。180cmがひとりもいないなんてザラです。
でもそれを差し引いても、まるまる頭ひとつぶんでかいんです。誇張でなく。
いま確認したら、なんと身長202cm。でもってX脚。

普通バレーボール選手って肘なり膝なりにかならずサポーターをしてるんですが、この選手はなにもしていないので、どういう選手なのか見当がつきませんでした。試合前のウォームアップ練習でもダイビングは一切してないし、動きも早くないしジャンプもそんなに飛んでない。てことはなんだったら某ハイキューマンガの2m君(バレー初めて数ヶ月)みたいな感じかとも思ったんですが・・・。

試合が始まると、なんとスタメン。
しばらく見ていると、やはり動きはなんとなく洗練されてない。
けど、セッターからボールが上がるとちょっと飛んでベチッとボールを叩けば、ブロックなんておかまいなしにその上からコートに突き刺さるという。
ヤな言い方すれば、素人かと見まごう動きでも、常軌を逸した高さはもはや凶器。
会場のお客さんも「ナンダアレ」な空気で苦笑い。

だって、ジャンプしてないのに、手を上に上げただけでセッターがジャンプするのと同じ高さでブロックになるんですよ。あの体格で迫田さおりのようなジャンプをしたらどうなっちゃうんだろう。

ただまぁ、そういう兵器があっても、それひとつで勝てるはずないのがバレーボール。
チャレンジII落ちしたとはいえ柏エンゼルクロスもそこまで弱いチームではないということを見せ、セットカウント3-0で柏エンゼルクロスが勝利。そういえば、2年前だかにちょっと話題になった、サブの選手による応援ダンスがなくなってました。寂しい。

GSSは、基本的に大卒即戦力な選手が入ってはくるチームなんですが、社業優先なので、勤務終了後にしか練習ができず、ということはできてもせいぜい一日3時間。これでは大学4年の頃の能力を維持することもままならないんじゃないでしょうか。入部時のパフォーマンスがMAXなのだとすればどうにも上向いてこないのも納得ではあります。

そうそう、以前KUROBEアクアフェアリーズにいた色摩選手がGSSに移籍してたんですが、富山県から東京に来ておいしいものを食べたからなのか、全体にちょっとふっくらしてました。わりといつも難しい顔してた印象あったんですが、よく笑う女の子に変わってました。楽しそうでなによりです。