2014 V-サマーリーグはNECが優勝

今年のV-サマーリーグは、NECレッドロケッツが優勝しました。
2位は、今年からV-プレミアリーグに昇格する上尾メディックス、3位は木村沙織が復帰する東レアローズ。
以下、岡山シーガルズ、久光製薬スプリングス、トヨタ車体クインシーズでした。

サマーリーグの位置付けとして、若手を試す場だったり、新しいフォーメーションやコンビネーションのお披露目だったりするわけですが、日本代表を多く輩出している久光や東レはまさに若手見本市状態。
なんとて、久光などは新鍋、石井、長岡、筒井、石田がおらず、さらに古藤に岩坂も登録はされていたものの出場はなし。
つまり、優勝メンバーのほぼすべてを欠く状態で挑んでいたわけです。
それでも5~6位決定戦でトヨタ車体を下すあたりがアジア女王の貫禄といったところでしょうか。

一方、優勝したNECレッドロケッツはそもそも代表選出組が近江と白垣くらいで、ふたりとも世界選手権には招集されていないこともあって、実質的にガチ構成。けがをしがちなキャプテン秋山のかわりに、セッターはJTから移籍してきた山口かなめが務めていました。
JTといえば、早坂(コズ)は大学に進学したそうで。

2位となった上尾メディックスは、エースの皆本や新加入の荒木、昇格に大きく貢献した小笹といったメンバーを外した構成で挑みました。
小さな核弾頭、吉村は敢闘賞をもぎとる活躍で、縦横無尽にコートを駆け回り、打ちまくっていました。
昨シーズンはケガで十分な活躍ができなかった分、プレミアリーグ1年生として活躍してほしいところ。

東レは、木村、高田、迫田、中道を欠く構成。
このスパイカー3人がいないということは、峯村と小平がエースです。
なんていうか、峯村は素材は決して悪くないんですが、もろもろあって、サマー番長的な印象がわたしの中にあるんですよね。
悪い意味じゃなく。

トヨタ車体は、セッターが日隈であること、カナニなしだったこと、両方いなくなってしまったリベロの片方をキャプテンの竹田がやっていたことがトピックでしょうか。川島がエースでしたが、あのままだとやや安心しきれないかなぁ。
サブにはいた藤原を出さなかったのは、やはり若手のお試しだったからでしょうかね。
平松のCクイック(とCワイド)は相変わらず超高速で、それは日隈のときでも変わらず。
あの速度は、日本のミドルブロッカーで1~2を争うスピードだと思います。
ぺちん、ではなくドギャ!って感じなのも気持ちいい。
あと、新人の熊本さんがかわいかったです。
・・・クマ好きだな、車体。

日本代表組は当然まるっといなかったわけで、そういう意味ではミーハーな人には向かない(というかたぶんサマーリーグの存在を知らない)サマーリーグですが、それでも客席は7割程度は埋まっていました。
V-プレミア/チャレンジリーグの開幕は11月。
9月には世界選手権もあり、これから徐々に盛り上がっていくと思われます。

とりあえず、80GBを超える写真の選定をするかな(´д`) ←RAW撮影するからこうなる
会場について:会場の結城市かなくぼ総合体育館ですが、地方のちょっと古めの体育館にすごくありがちな、照明のチラツキがキツめな体育館でした(もちろん人間の目ではわからない範囲ですよ)。
ホワイトバランスが狂うだけならRAWなんでどうとでもできるんですが(すごくめんどくさいけど)、明るさがすごく変動するのは閉口です。ここらへん、プロカメラマンはどう対処してるんでしょうかね。絞りもシャッタースピードも固定にしてもあんなに明るさが狂うんじゃ、JPEG撮って出し環境じゃ数でカバーするしかなさそうですが。