サブPCのキーボードがぶっ壊れたので取り替えてみた

2019年11月27日

今使っている(つまりこれを書いている)メインPCを、先月末に中身だけリプレースしました。
それまで使っていたのは、2011年だかに出たばかりだったCore i7 2600Kを核とするそこそこハイスペックだったPCで、グラボを取り替えたりCPUクーラーを変更したりメモリを増設したりUSB3.0カードを取り付けたり、システムディスクをSSDに変えたりと延命に次ぐ延命を図ってきたのですが、そろそろ楽にさせてあげようということで、CPU・マザーボード・システムドライブ・メモリを刷新したわけです。

それについてはまたいずれ触れることもあるかもしれませんが、今回はそれとは別のサブPCのお話。

サブPCといっても、実際のところほぼ使っていませんでした。ある事情でメインPCが使えなくなってしまったときに急遽入手したショップブランドのPCで、安さだけがウリみたいな奴です。CPUがCore i5 3550Sというミドルクラスなのはいいとして、マザーボードがH61チップセットというローエンド品で、こいつはDDR3のメモリスロットが2本しかないという、ノートパショコンみたいな貧相なもの。

おまけにこのスロットのうち実に50%のスロットが死んでおり、つまりは1スロットしかメモリを入れられません。うちにあるDDR3メモリは最大でも1本あたり4GBなので、システムメモリ4GBという現代では地雷としか言いようがないスペックのPCにしかなりません。

というグチも今回は関係ありません。グダグダだ。ひでぇな。

本題です。そのサブPCですが、メモリが4GBしかなかろうが、マウスをノートPCから借りていようが、ひとまずWindows10を入れて動くようにはしました。
したんですが、とりあえずで付けたキーボードが控えめに言ってゴミでした。

たしかこのキーボード、このショップブランドPCに付いてたやつだったと思うんですが、キー配列含め外観上おかしなところはありません。

画像が後日入れますが、見た目上は白くて軽い、すっきりとしたオサレなキーボードです。見た目だけなら。

ただ、どこのメーカーのキーボードなのか、手がかりすらありません。裏を見ると、「FQC PASS 2011/06」「MADE IN CHINA」とありますが、中華製キーボードなのはともかく、とりあえずこの「QC PASS」的なシールが付いているもので本当にQC PASSなクォリティなものを探すのがむしろ難しいくらいです。

表面を見てみましょう。ぜんぜん使ってなかったのでホコリできったねぇのは見なかったことにして、とりあえず見た目におかしなところはないです。テンキーの上には音量調整とミュート、スリープキーまで備えています。Enterキーがちょっと小さいのとスペースキーが短めなところ以外はごく普通なキーボードです。

ただ、タイピングしてみるとわかるんですが、とにかくキーが安定しない。真上から鉛直方向に指を下ろせば問題ないですが、中央をちょっとでも外れるとその方向にキーがよろめきます。なんなら、全部のキーがストローク浅めのアナログスティックのような感じです。

小さめのキーならそれでもなんとか押し込んでタイプできますが、Ctrlやかなキーのように半端に横長のキーは斜めに押し込まれるからかなかなかタイピングが成立しません。ありていにいってストレスがマッハでした。

それでもまぁログインくらいはできるからいいやと思っていたんですが、Chromeをインストールしようとして異変に気づきました。いや、正確にはもっと前から薄々感づいてはいました。

打てないキーがあります、このうんこキーボード。

Windows10のプロダクトキーを打ち込んでいて打てども打てども入力できない現象があって、ソフトキーボードで英数字混じりのキーを入れるのもなかなかでしたが、まさかインストールだけの問題じゃなく打てないキーがあるとは。

それも、ひとつやふたつじゃない。全部のキーを試したわけじゃないのですが、chromeという6種類のアルファベットの半分くらいが入力不可。さすがにダメです。手の施しようがありません。仮に直せたとしても、このタイピング感ではそのうち壊してしまいそうです。

というわけで、メーカー不明の不具合まみれキーボードに変わって、天下のロジクールさまの超安い有線キーボードを買いました。有名メーカー、それもキーボードやマウス専業メーカーの製品はどんなに安くてもそのメーカーの看板背負ってる以上はゴミは作りません。作るとしたらOEMです。これがエレ◯ムとかバッ◯ァローのような周辺機器なんでも作りまっせメーカーだと、その「作るとしたらOEM」の法則が発動して、たまにとんでもない品質のものを掴まされることがあります。なので、安物外の銭失いを避けるのであれば、専業メーカーのものを選んだほうが無難です。それでもたまに地雷が交じるのがPC周辺機器なんだけどね。

買ったのはこちらの商品。

テンキーつきのフルキーボードで、EnterキーのサイズもJIS規格に則っている超スタンダードなキーボードです。F1~F12までちゃんと装備していますが、音量調整などのメディアキー的なものはありません。まぁそんなものほぼ使わないですからね。いらないです。

静音とあったもののそんなに期待してはいなかったんですがたしかに十分に静かですね。いまこれを打ってるのは同じロジクールでもゲーミングキーボードブランド「Logicool G」のG213というまぁ安いやつ(下画像)なんですが、こいつはメカニカルキーではないんですがストロークは深めでそこそこ音もします。それに比べればストロークも浅いし音も静かだし悪くないです。剛性感もあって、普段使いならこれで十分だと思います。値段もわずか1,300円ちょっと。無線じゃないと死んじゃう病にかかっているんでなければ、とりあえずこのキーボードで不満はでないと思います。

なお、こっちは約7,000円。ゲーミングキーボードとしては安いほうです。中華製のぴかぴか光るメカニカルキーボードが5,000円切ってたりしますが、個人的には入力インターフェースに怪しいものは使いたくないです。マウスもそうですが、長時間使うものですからね。

あと、このG213はメカニカルキーボードではなくメンブレン方式です。なので、特有のメカニカルなカチャカチャ音はしません。ですが、決して静かではなく、ストロークも深めです。近頃のノートパソコンみたいなのを想像してると痛い目見ます。